FXを始めてもう10年以上になります。
最初の頃は、勝てる未来しか見えていませんでした。
「勉強すれば勝てるようになる」
「継続すれば報われる」
そんな思いで、毎日チャートとにらめっこしてきました。
でも現実は甘くありませんでした。
何をやっても勝てない日々
一度はFXとは距離を置き、でもやっぱりトレーダーとして自分のスキルで食べていきたい、と真剣に取り組むと決めて戻ってきたのが2020年ごろ。
そこからは、ダウ理論、チャートパターン、手法、インジケーターなどあらゆる情報を集めました。
それでもなかなか結果が出なかったので、途中からは自分で手法を作ってみることにしました。
仮説を立てては検証し、過去何年分もの検証を重ねて手法として完成させる。
でも、実際に試してみると、
- 手法を試しては損切りの嵐
- インジケーターを変えてはまた負け
- SNSで勝っている人を見ては落ち込み
- また新たな手法を試す
そんな日々ばかりでした。そんな日々が3-4年。
何をやっても、いくら手法を変えても勝てない。
いい加減に気付けよ!と言いたいところですが、自分としては大真面目です。
勉強もしてるのに、努力もしてるのに、なのに何故結果が出ないのか?
「自分には才能がないのかも」と何度も思いました。
それでも、なぜ私はトレードをやめなかったのでしょうか。
トレードをやめなかった理由
1. 「勝ちたい」という気持ちが消えなかった
何度負けても、心のどこかで「私は勝てるようになる」と信じていました。
それは根拠のない自信だったかもしれません。
いつも人より要領が悪く、時間がかかるのは、自分が一番知っています。
でも諦めなけれれば、最後には必ずいい結果になる。
“負け続けても諦めなかった”という経験そのものが、今の私の誇りでもあります。
2. 自由な未来を諦めたくなかった
主婦であり母親である私は、家庭に時間を使いながらも、
「自分の力で収入を得たい」
「時間や場所に縛られず働きたい」
という思いが強くありました。
総合職としてバリバリ働いていた仕事を辞め、夫の転勤に帯同し、その後も夫の単身赴任によりワンオペ育児を続けている自分にとっては、在宅で働ける選択肢は多くはなかったです。
トレードはその希望を叶えてくれる貴重な選択肢だったのです。
3. 諦めたら、全部が無駄になる気がした
これまで勉強してきた時間、お金、苦しんだ経験。
すべてが「無駄だった」と認めるのが怖かった。
「いつか報われる日が来る」と信じて、今日まで続けてきました。
4.トレードが好き
FX以外に、物販やアフィリエイトなど他の副業にも挑戦してきました。それなりに結果も出ました。
お金を稼ぐという意味では成功したかもしれませんが、ストレスも多く、興味のない商品を宣伝していくことに何か心のもやもやも感じていました。
トレードはひたすら自分と向き合っていく作業が多く、単純に楽しいと感じます。放っておいてもいつの間にかチャートに向かっている自分がいます。
少しずつ、でも確実に
今も私はチャレンジ中の身です。
でも、感情にまかせて暴走したりすることはもはやありません。
昔よりは確実に「勝ちやすい」ポイントの見分け方がうまくなりました。
それは、遠回りだったけれど、「やめなかった自分」が掴みかけている小さな成長です。
最後に
もし、今トレードで悩んでいる人がいたら伝えたいです。
【諦めなければ希望はある】
勝てるようになるかどうかは、私にも分かりません。
でも、勝てるようになりたいなら、やめないことが一番の近道かもしれません。